プリントインクの種類について
No.01染み込み
ラバープリントと並ぶ、広く一般的なプリント手法になります。ラバープリントが生地にの上にベタッとのった風合いに対して、染みこみプリントは生地に染み込んだ柔らかい風合いが特徴です。 顔料プリントとも呼ばれることがあります。
色の濃いの生地(濃色生地)に染みこみプリントをすると、インクが生地色に負けてしまい、発色よくプリントすることができません。
ただ、発色が悪いことが一概に悪いわけではありません。生地の色と染み込みの色の絶妙な混ざり具合がかっこよく見えることも多々あるのです。
No.02半ラバー
染み込みプリントは生地に染み込む風合いを出します。
ラバープリントは生地の上に乗ったような風合いです。その両方の特性を合わせたのが半ラバー。
柔らかさを出しながら発色をよくしたいときに使います。Tシャツプリントで非常によく使われるインクです。
No.03光沢ラバー
ラバーインクでも光沢のあるインクです。
ラバー特有の生地に乗った感じの出るインクです。
No.04つや消しラバー
ラバーインクでも光沢のないインクです。
ラバー特有の生地に乗った感じの出るインクです。
No.05厚盛ラバー
光沢ラバーを数度重ねて厚みを出した技法です。
いんくの存在感は抜群です。
No.06つや消し厚盛ラバー
つや消しラバーを幾重にも重ねた技法です。
ゴムのような独特の風合いを出します。
No.07ウォッシャブルプリント
着古した感じを表現するプリント。
さらに新居化工や古着加工を施せばビンテージ感が増します。
No.08クラック(ひび割れ)
古着のようにインクが割れたプリントを再現したインクです。
データの段階でひび割れさせるのではなく、インクの配合と職人に技術で1枚1枚ひび割れ方の異なる味のある仕上がりになります。
No.09ラメ
キラキラしたラメが特長のインクです。
金、銀、カラーなどのポリエステエルフィルムを細かく砕き、材料の中に練りこんでプリントしたものです。
ゴージャスさを演出するならおすすめのインクです。
No.10リフレクター
入射した光を光源に向かって反射する『再帰性反射』といわれる方法で光を反射する効果のプリント加工。
夜間の安全の高視認性を確保するために開発がすすめられ、軍事や安全作業着、道路標識に用いられるものと同様技術を使ったリフレクターシートを利用しています。
No.11蓄光プリント
太陽や蛍光灯の光を吸収し、暗闇でぼんやりと光るインクです。
No.12発泡プリント
インクに発泡剤を混ぜてプリントし、熱を加えると発泡剤が膨らむプリント加工です。
熱や摩擦に弱いので洗濯時は裏返すことをお勧めします。
No.13グラデーション
ラバーインクによる7色のグラデーションプリントです。7色のラバーインクを並べて刷っていきます。
徐々にインクが混ざっていくため同じ模様のものは出来ません。色数は2色から対応できます。
No.14フロッキー
生地に版で糊を刷り、その上にフロッキーシートを乗せ圧着して剥がすと糊部分のみが残ります。
インクでは表現できない、ボリューム感のある風合いになります。触り心地はビロード生地の手触り。線の細いデザイン、細かいデザインには向きません。
No.15箔
主に金箔や銀箔または色箔を熱したプレス機で箔を圧着させる印刷方法でインクでは不可能な光沢が得られるプリントです。
表面はツルツルでなめらかな感じです。
ちょっとしたアクセントや高級感を出したいときなどに最適です。洗濯や摩擦などで光沢感が多少落ちます。
No.16油性プリント
ナイロンやポリエステル素材に用いるインクです。
No.17転写プリント
特殊な転写シートにインクジェットプリントでプリント・カットしたものを熱圧着にてTシャツなどに張り付ける技法です。
プリントカラーについて
(有)タカタエンブレムではPANTONE・DICの色に対応していますが、見本帳をお持ちでない方は下記の見本色を参考にしてください。
プリントフォントについて
プリントフォント見本は下記の通りです。参考フォント以外にもイラストレーターに入ってるフォントは使用できます。